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【第45報】水質分析および定点観測結果
2023年7月21日
蒸気噴出について
近隣住民の皆様、関係各位に多大なご心配とご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。
引き続き、一日も早い事態の全面収束に向けて全力で努めてまいります。
7月17日15時より現在まで軽量鋼管パイプラインでD基地よりC基地に処理水を全量移送し注入中ですが、7月20日13時ごろ塩化ビニール製パイプラインの送水テスト時に、約2KLの処理水が大湯沼側に放出されました。早急に対処し、現在は軽量鋼管パイプラインで全量を移送中です。
7月20日(木)時点における砒素含有量の分析結果につき、以下の通りお知らせいたします。
大湯沼周辺エリア
・大湯沼源泉水からは、0.03mg/Lが計測され、計測を開始した7月11日以降は継続的に数値が下がっている状況です。
ニセコアンベツ二号川流域・ニセコアンベツ川流域
・ニセコアンベツ二号川の全計測地点(計4カ所、地図中B、C、D、J)における分析結果は、引き続き農林水産省指定の農業用水基準値(0.05mg/L)を下回っております。うち3カ所では水道水質基準(0.01mg/L)以下、1か所では砒素が検出されませんでした。
・周辺地域についても合わせて計測いたしましたが、農業用水として取水している3地点(地図中J、H-2及びH-3)における分析結果は、農業用水基準値(0.05mg/L)を下回っております。
尻別川流域
・尻別川流域にてより広域での計測を実施し(計2カ所、地図中S3およびS4)、いずれの計測地点における分析結果も水道水質基準(0.01mg/L)を下回っております。
掘削現場サイト内
・掘削現場サイト内では、掘削現場(滴下)にて21mg/L、濁水処理後の水で15mg/Lを計測しているものの、降水範囲は目視では噴出点から半径100m程度以内に留まっております。
<水質(砒素濃度)>
本報より、関係者からの同意取り付けが完了いたしましたことから採取地Yを表に加えております。
※表をクリックすると拡大表示します。
※水質分析結果は株式会社北炭ゼネラルサービス 環境センターによる。
図:水試料採取位置
<空気中の硫化水素ガス濃度>
(単位:ppm)
測定日時 |
測定場所 (掘削現場からの位置) |
結果 |
7月20日 9:00 |
①南に570m地点 |
0 |
②東に590m地点 |
0 |
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③北に340m地点 |
0 |
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④南西に540m地点 (大湯沼駐車場) |
0 |
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⑤現場敷地内 |
0 |
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⑥南東に500m |
0 |
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⑦南東に1,600m |
0 |
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⑧南西に580m |
0 |
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⑨南に1,780m |
0 |
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⑩南に2,850m |
0 |
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⑪南南東に3,650m |
0 |
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⑫南東に4,000m |
0 |
図:空気中の硫化水素ガス濃度測定位置
<騒音>
(単位:dB/デシベル)
測定日時 |
測定場所 |
結果 |
7月20日 9:00 |
①南に570m地点 |
55.1 |
②東に590m地点 |
50.2 |
|
③北に340m地点 |
64.0 |
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④南西に540m地点 (大湯沼駐車場) |
59.9 |
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⑤現場敷地内 |
73.1 |
図:騒音測定位置
(地図の出典:国土地理院 https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html)