NEWS新着情報
【第61報】水質分析および定点観測結果
2023年7月30日
蒸気噴出について
近隣住民の皆様、関係各位に多大なご心配とご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。
引き続き、一日も早い事態の全面収束に向けて全力で努めてまいります。
7月17日15時より現在まで軽量鋼管パイプラインでD基地よりC基地に処理水を全量移送し注入中ですが、7月28日23時50分に貯留池からの処理水流出を検知するための水位計アラームが作動しました。現場確認を行ったところ、軽量鋼管パイプラインのバルブが全閉に近い状態となっており、直ちにバルブを開けましたが、大湯沼側の道有林へ約10KLの処理水が放出されたと推計しています。原因は調査中ですが、現在は軽量鋼管パイプラインで全量を移送中です。
7月28日(金)および7月29日(土)時点における砒素含有量の分析結果につき、以下の通りお知らせいたします。
大湯沼周辺エリア
・大湯沼源泉水からは、0.06mg/Lが計測されました。
ニセコアンベツ二号川・ニセコアンベツ川流域
・ニセコアンベツ二号川及びニセコアンベツ川の全計測地点(計4カ所、地図中B、C、D、J)における分析結果は、引き続き農林水産省指定の農業用水基準値(0.05mg/L)を下回っており、うち1カ所で砒素は検出されませんでした。。
・周辺地域についても合わせて計測いたしましたが、農業用水として取水している3地点(地図中J、H-2及びH-3)における分析結果は、農業用水基準値(0.05mg/L)を下回っております。
掘削現場サイト内
・掘削現場サイト内では、掘削現場(滴下)にて19mg/L、濁水処理後の水で15mg/Lを計測しているものの、降水範囲は目視では噴出点から半径100m程度以内に留まっております。
<水質(砒素濃度)>
※表をクリックすると拡大表示します。
※ 水質分析結果は株式会社北炭ゼネラルサービス環境センターによる。
図:水試料採取位置
<空気中の硫化水素ガス濃度>
(単位:ppm)
測定日時 |
測定場所 (掘削現場からの位置) |
結果 |
7月29日9:00 |
①南に570m地点 |
0 |
②東に590m地点 |
0 |
|
③北に340m地点 |
0 |
|
④南西に540m地点 (大湯沼駐車場) |
0 |
|
⑤現場敷地内 |
0 |
|
⑥南東に500m |
0 |
|
⑦南東に1,600m |
0 |
|
⑧南西に580m |
0 |
|
⑨南に1,780m |
0 |
|
⑩南に2,850m |
0 |
|
⑪南南東に3,650m |
0 |
|
⑫南東に4,000m |
0 |
図:空気中の硫化水素ガス濃度測定位置
<騒音>
(単位:dB/デシベル)
測定日時 |
測定場所 |
結果 |
7月29日 9:00 |
①南に570m地点 |
56.2 |
②東に590m地点 |
57.0 |
|
③北に340m地点 |
65.2 |
|
④南西に540m地点 (大湯沼駐車場) |
52.0 |
|
⑤現場敷地内 |
83.5 |
図:騒音測定位置
(地図の出典:国土地理院https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html)