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【第31報】大湯沼周辺エリア・ニセコアンベツ二号川流域・掘削現場サイト内の水質分析結果(7/11-13時点)および定点観測結果
2023年7月14日
蒸気噴出について
近隣住民の皆様、関係各位に多大なご心配とご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。
引き続き、一日も早い事態の全面収束に向けて全力で努めてまいります。
7月11日(火)から7月13日(木)時点における砒素含有量の分析結果につき、以下の通りお知らせいたします。
大湯沼周辺エリア
・大湯沼源泉水からは、12日と変わらないレベルとなる0.12 mg/Lが計測されました。この含有量は、
一般的に温泉利用が許可されているレベルと認識しております。ただし、湯治のための飲用利用の場合は、
環境省の定める「温泉の利用基準」にて、大人(16歳以上)の1日あたりの砒素成分の総摂取量が
0.1mg(※7/15訂正)を超えないことと定められております。
https://www.env.go.jp/nature/onsen/docs/ (※7/15訂正)
・馬場川下流と尻別川流域で計3カ所を計測いたしましたが、いずれの値も水道法の規定に基づく水道水質基準(0.01mg/L)
を下回る計測値となりました。
ニセコアンベツ二号川流域・ニセコアンベツ川流域
・ニセコアンベツ二号川の全計測地点(計4カ所)における分析結果は、引き続き農林水産省指定の農業用水基準値
(0.05mg/L)を下回っております。うち3カ所では、水道法の規定に基づく水道水質基準をを下回る計測値となりました。
・周辺地域についても合わせて計測いたしましたが、農業用水として取水している2地点(地図中H-2及びH-3)
における分析結果は、農業用水基準値(0.05mg/L)を下回っております。また、H4用水路(飲料用途ではない)
における分析結果は、0.069mg/Lとなります。
掘削現場サイト内
・掘削現場サイト内、地下からの噴出水は引き続き21mg/Lと変化は見られませんが、降水範囲は目視では噴出点から
半径100m程度以内に留まっております。
<水質(砒素濃度)>
(単位:mg/L)
測定日時 |
採取場所 |
分析結果 |
7月13日 |
A 掘削現場内の噴出水 |
21 |
7月12日 |
B ちせばし |
0.010 |
C にせこばし |
0.002 |
|
D ニセコアンベツ二号川取水口 |
0.015 |
|
J ニセコアンベツ二号川取水口4 |
0.004 |
|
7月13日 |
K1 馬場川1 |
0.006 |
K1 馬場川2 |
0.002 |
|
O1 大湯沼1 |
0.12 |
|
O3 大湯沼3(引き込む冷水) |
0.077 |
|
S 尻別川 馬場川下流 |
0.001 |
|
H2 農業用水 |
0.018 |
|
H3 農業用水 |
0.018 |
|
H4 用水路 |
0.069 |
|
7月11日 |
O1 大湯沼1 |
0.14 |
O2 大湯沼2(湧出ポイント) |
0.53 |
|
O3 大湯沼3(引き込む冷水) |
0.28 |
図:水試料採取位置
<空気中の硫化水素ガス濃度>
(単位:ppm)
測定日時 |
測定場所 (掘削現場からの位置) |
結果 |
7月13日 9:00 |
①南に570m地点 |
0 |
②東に590m地点 |
0 |
|
③北に340m地点 |
0 |
|
④南西に540m地点 (大湯沼駐車場) |
0 |
|
⑤現場敷地内 |
0 |
|
⑥南東に500m |
0 |
|
⑦南東に1,600m |
0 |
|
⑧南西に580m |
0 |
|
⑨南に1,780m |
0 |
|
⑩南に2,850m |
0 |
|
⑪南南東に3,650m |
0 |
|
⑫南東に4,000m |
0 |
図:空気中の硫化水素ガス濃度測定位置
<騒音>
(単位:dB/デシベル)
測定日時 |
測定場所 |
結果 |
7月13日 9:00 |
①南に570m地点 |
58.1 |
②東に590m地点 |
59.2 |
|
③北に340m地点 |
68.0 |
|
④南西に540m地点 (大湯沼駐車場) |
74.0 |
|
⑤現場敷地内 |
76.5 |
図:騒音測定位置
(地図の出典:国土地理院 https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html)
【お問い合わせ先】
三井石油開発株式会社
TEL:03-5208-5717