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【第29報】大湯沼周辺エリア・ニセコアンベツ二号川流域・掘削現場サイト内の水質分析結果(7/11・12時点)および定点観測結果
2023年7月12日
蒸気噴出について
近隣住民の皆様、関係各位に多大なご心配とご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。
引き続き、一日も早い事態の全面収束に向けて全力で努めてまいります。
7月11日(火)および7月12日(水)時点における砒素含有量の分析結果につき、以下の通りお知らせいたします。
大湯沼周辺エリア
・大湯沼側の雪秩父(地下井戸水)でも今回新たに計測いたしましたが、検出はございませんでした。
・大湯沼源泉水からは、前日と変わらないレベルとなる0.13 mg/Lが計測されました。この含有量は、
一般的に温泉利用が許可されているレベルと認識しております。ただし、湯治のための飲用利用の場合は、
環境省の定める「温泉の利用基準」にて、大人(16歳以上)の1日あたりの砒素成分の総摂取量が
0.1mg(※7/15訂正)を超えないことと定められております。
https://www.env.go.jp/nature/onsen/docs/ (※7/15訂正)
・馬場川の計測地点では、水道法の規定に基づく水道水質基準(0.01mg/L)を下回る計測値となりました。
ニセコアンベツ二号川流域
・ニセコアンベツ二号川の全計測地点(計4カ所)で、引き続き農林水産省指定の農業用水基準値(0.05mg/L)を
下回っております。
掘削現場サイト内
・掘削現場サイト内では、地下からの噴出水は引き続き21mg/L、濁水処理後の水で17mg/Lを計測しているものの、
連日数字は安定しており、降水範囲は目視では噴出点から半径100m程度以内に留まっております。
<水質(砒素濃度)>
(単位:mg/L)
測定日時 |
採取場所 |
分析結果 |
7月12日 |
A 掘削現場内の噴出水 |
21 |
A2 掘削現場内の処理水 |
17 |
|
7月11日 |
B ちせばし |
0.049 |
C にせこばし |
0.001 |
|
D ニセコアンベツ二号川取水口 |
0.041 |
|
J ニセコアンベツ二号川取水口4 |
0.003 |
|
7月12日 |
K1 馬場川 |
0.007 |
O1 大湯沼1 |
0.13 |
|
7月11日 |
V3 雪秩父(地下井戸水) |
<0.001 |
図:水試料採取位置
<空気中の硫化水素ガス濃度>
(単位:ppm)
測定日時 |
測定場所 (掘削現場からの位置) |
結果 |
7月12日 9:00 |
①南に570m地点 |
0 |
②東に590m地点 |
0 |
|
③北に340m地点 |
0 |
|
④南西に540m地点 (大湯沼駐車場) |
0 |
|
⑤現場敷地内 |
0 |
|
⑥南東に500m |
0 |
|
⑦南東に1,600m |
0 |
|
⑧南西に580m |
0 |
|
⑨南に1,780m |
0 |
|
⑩南に2,850m |
0 |
|
⑪南南東に3,650m |
0 |
|
⑫南東に4,000m |
0 |
図:空気中の硫化水素ガス濃度測定位置
<騒音>
(単位:dB/デシベル)
測定日時 |
測定場所 |
結果 |
7月12日 9:00 |
①南に570m地点 |
57.9 |
②東に590m地点 |
66.0 |
|
③北に340m地点 |
55.8 |
|
④南西に540m地点 (大湯沼駐車場) |
68.5 |
|
⑤現場敷地内 |
78.2 |
図:騒音測定位置
(地図の出典:国土地理院 https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html)
【お問い合わせ先】
三井石油開発株式会社
TEL:03-5208-5717