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【第27報】大湯沼周辺エリア・ニセコアンベツ二号川流域・掘削現場サイト内の水質分析結果(7/10時点)および定点観測結果

2023年7月12日 蒸気噴出について

 

近隣住民の皆様、関係各位に多大なご心配とご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。

引き続き、一日も早い事態の全面収束に向けて全力で努めてまいります。

7月10日(月)時点における砒素含有量の分析結果および7月11日(火)時点における硫化水素ガス濃度、

騒音測定結果につき、以下の通りお知らせいたします。

 

大湯沼周辺エリア

 

・下図の通り、大湯沼側の雪秩父の計測場所からは0.14mg/L、大湯沼から日ノ出丘温泉別荘地に引き入れております

 温泉水からは(7月7日時点と同様)0.10mg/Lの値が夫々計測されました。これらの含有量は、一般的に温泉利用が許可

 されているレベルと認識しております。ただし、湯治のための飲用利用の場合は、環境省の定める「温泉の利用基準」

 にて、大人(16歳以上)の1日あたりの砒素成分の総摂取量が0.1mg(※7/15訂正)を超えないことと定められております。

 https://www.env.go.jp/nature/onsen/docs/ (※7/15訂正)

・馬場川の計測地点では、水道法の規定に基づく水道水質基準(0.01mg/L)を下回る計測値となりました。

 

ニセコアンベツ二号川流域

 

・ニセコアンベツ二号川の全計測地点(計4カ所)で、農林水産省指定の農業用水基準値を更に下回り、7月8日以来

 継続的に水道法の規定に基づく水道水質基準まで下がっております。(但しJ地点は7月9日以降の分析開始)。

 

掘削現場サイト内

 

・掘削現場サイト内では、地下からの噴出水は引き続き20mg/L、濁水処理後の水で16mg/Lを計測しているものの、

 降水範囲は目視では噴出点から半径100m程度以内に留まっております。

 


 <水質(砒素濃度)>

(単位:mg/L)

測定日時

採取場所

分析結果

7月10

A 掘削現場内の噴出水(※)

20

A2 掘削現場内の処理水

16

B ちせばし

0.005

C にせこばし

< 0.001

D ニセコアンベツ二号川取水口

0.007

J ニセコアンベツ二号川取水口4

0.004

K1 馬場川

0.008

V 雪秩父

0.14

X 日ノ出丘 温泉水

0.10

 ※今回のご報告からAA2の順番を入れ替えております。

20230710_River.jpg

図:水試料採取位置  
 

<空気中の硫化水素ガス濃度>

(単位:ppm)

測定日時

測定場所

(掘削現場からの位置)

結果

7月119:00

①南に570m地点

0

②東に590m地点

0

③北に340m地点

0

④南西に540m地点

(大湯沼駐車場)

0

⑤現場敷地内

0

⑥南東に500

0

⑦南東に1,600m

0

⑧南西に580m

0

⑨南に1,780m

0

⑩南に2,850m

0

⑪南南東に3,650m

0

⑫南東に4,000m

0

  

H2S.png

図:空気中の硫化水素ガス濃度測定位置

 

<騒音>

(単位:dB/デシベル)

測定日時

測定場所

結果

7月11日 9:00

①南に570m地点

56.3

②東に590m地点

57.0

③北に340m地点

66.0

④南西に540m地点

(大湯沼駐車場)

70.8

⑤現場敷地内

77.2

20230707_souon.jpg

図:騒音測定位置

(地図の出典:国土地理院 https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html


【お問い合わせ先】 
三井石油開発株式会社     
TEL:03-5208-5717