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Chevron社との熱回収技術における共同検討について

2022年9月26日 プロジェクト

三井石油開発株式会社(本社:東京都千代田区大手町一丁目2番1号/社長:濵本浩孝、以下「三井石油開発」)とシェブロン・ニュー・エナジーズ・インターナショナル社(以下、Chevron)は、2022年9月23日に日本における先進的な地熱開発技術の実現可能性を探るための共同協力契約に署名いたしました。 

 

今回の共同検討ではChevronと三井石油開発の長年に亘るビジネスに基づいて、両社が協同して日本の地熱資源の可能性の検証、将来的な実証実験実施に向けたAdvanced Closed Loop技術(以下、ACL技術)の有効性の評価を実施します。また海外での協業も視野に検討を進めてまいります。 

 

ACL技術は、地下の地質的に限られた場所に存在する高温蒸気・熱水を利用して発電する従来の地熱事業とは異なり、従来型地熱開発では一般的ではない掘削技術等を用いることで、より広範な温度帯、地質条件での事業化が期待されます。

 

Chevron  新エネルギー・オフセット&エマージング担当バイスプレジデント バーバラ・ハリソン

コメント:Chevronと三井石油開発は、信頼性が高くかつ適切な価格のエネルギー需要を満たしつつ、低炭素エネルギーソリューションを提供するという目標を共有しています。 今回の協業は、Chevronの持つ地下資源開発能力と技術、三井石油開発の日本における地質環境および地下条件等への知見と長年のエネルギー開発に対する取組みを結びつけるものです。今回の協業で我々のチームは地熱資源の大きな可能性を秘めた日本において、新たな地熱技術に取り組む機会を得ることができると考えています。

 

三井石油開発 社長 濵本浩孝

コメント:三井石油開発は2012年に地熱事業に参入し、従来型の地熱開発に加えて、ACL技術 に関しても検討を継続してきました。 我々はACL技術への新しい挑戦が本邦における熱資源利用の新たな道を切り拓くものと考えています。 エネルギー分野での長年に亘る我々の重要パートナーであるChevronとの今回の共同取組は地熱開発における 新たなページを開くものになると信じています。 三井石油開発は三井物産グループの一員として引き続き「環境と調和した社会」の実現に貢献してまいります。

 

本件に関する問い合わせ先

Chevron広報 

クレイトン・ウェルチ

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三井石油開発 広報チーム

https://www.moeco.com/contact/contact/index.html

 

Chevronについて

Chevronは世界有数の総合エネルギー企業です。私たちは適正価格かつ信頼性が高く、よりクリーンなエネルギーが豊かで持続可能な世界を実現するために不可欠であると信じています。Chevronは原油と天然ガスの生産および輸送用燃料、潤滑油、石油化学製品、添加剤の製造を行っています。またビジネスおよび産業を強化するための技術を開発しています。Chevronは現在carbon intensity(炭素強度)を下げる操業、低炭素事業の成長に従来から実施する事業と並行して注力し取り組んでいます。Chevronの詳細に関する詳細情報は、www.chevron.com参照。

 

三井石油開発について

三井石油開発は2019年に創業50周年を迎えました。1969年に三井グループの石油開発会社として産声をあげて以来半世紀の間、タイ沖天然ガス開発を中心に石油・ガスの探鉱・開発・生産に取り組み続け、数々の困難を乗り越えながら、人々の暮らしを支えるエネルギー供給を続けてきました。エネルギー開発に求められる社会の要請は急速に変化しています。三井石油開発は、三井物産グループのエネルギー開発を担う中核企業として、アジア域での石油・天然ガス開発に加え、地熱発電事業のグローバルな事業展開を通じ、変化しつづける社会に貢献していきます。三井石油開発に関する詳細情報は、www.moeco.com参照。