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イタリアのテンパロッサ油田が生産開始

2020年2月 6日 プロジェクト

三井石油開発株式会社(本社:東京都港区西新橋一丁目2番9号/社長:剱弘幸、以下「当社」)がMitsui E&P Italia A S.r.l (当社40%、当社の親会社である三井物産株式会社60%出資の在イタリアの子会社、以下「MEPIT社」)を通じて25%権益を保有する、イタリアのテンパロッサ油田プロジェクトが生産を開始しました。現在は生産拡大中にて、日量約2.5万バレルを生産しております。ピーク時には原油を日量約5万バレル、LPGを日量約240トン、硫黄を日量約80トン生産する見通しで、長期にわたり生産量および・収益への貢献が見込まれております。


テンパロッサ油田はイタリア南部バジリカータ州ポテンザ市近郊の丘陵地帯に位置する西ヨーロッパで最大級の陸上油田で、オペレーターは50%の権益を有するTotal E&P Italia S.p.A (Total S.A.の子会社)が務め、Shell Italia E&P S.p.A(Royal Dutch Shell plc子会社)とMEPIT社が25%ずつ権益を有しております。


同プロジェクトは、8坑の生産井(うち6坑は掘削済み)、原油処理施設、LPG貯蔵施設で構成され、最先端の技術に基づいた環境保護およびモニタリングシステムを採用しております。こちらで生産された原油・ガス・LPG・硫黄はイタリア国内や地中海域を中心に供給され、イタリアのエネルギー供給および雇用機会の創出へ貢献すると共に、南イタリアの地域経済への貢献も果たします。


当社は、今後も安全と環境に十分に配慮のうえ、MEPIT社を通じて本プロジェクトの追加開発を推進して参ります。


1. イタリア バジリカータ州に位置するテンパロッサプロジェクトの原油処理設備


2. プロジェクト位置図