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秋田県小安地域における地熱発電に向けた噴気試験実施について

2018年10月 4日 プロジェクト

三井石油開発株式会社(本社:東京都港区西新橋一丁目2番9号/社長:剱弘幸)は、出光興産株式会社(本社:東京都千代田区/社長:木藤俊一)、国際石油開発帝石株式会社(本社:東京都港区/社長:上田隆之)とともに2011年より秋田県小安地域にて地熱開発の共同調査を行っております。このたび、掘削した井戸の能力を把握するために9月28日~10月18日(予定)にかけて噴気試験を実施しておりますのでお知らせいたします。



1. 噴気試験の実施目的及び内容

本年度5~9月に掘削した試験生産井A-1及びA-2号井にて噴気試験を実施しています。この試験は実際の生産井と同規模の井戸で1~2週間の連続噴気により生産能力を評価するものです。この試験を通じて井戸の噴気能力(蒸気量)、地下温度、地熱流体の化学成分、井戸周辺の透水性などについて検証作業を行います。


2. これまでの調査概要

(1)第1段階 2011年度完了

    地表調査(地表地質調査、重力探査、電磁探査など)

(2)第2段階 2017年度完了

  ① 掘削調査、搬入路整備など

    構造試錐井掘削を行い、地質構造、地下温度、透水性などの調査

    ※構造試錐井:調査初期段階に地下構造や地熱の貯留状態を調査するために掘削する井戸

  ② 温泉モニタリング調査

    近隣の温泉井や自噴泉において、温泉水の温度、湧出量、化学成分をモニタリング


3. 今後のスケジュール

2018年度~2021年度にかけて第3段階の調査(①生産・還元試験、②貯留層能力評価、③環境影響評価など)を実施していきます。


写真②10月3日に行われた地元の皆さんの見学会の様子.jpg

試験生産井の噴気試験の様子


写真①試験生産井の噴気試験の様子.jpgのサムネイル画像

103日に行われた地元の皆さんの見学会の様子


以上