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岩手地熱株式会社が実施する地熱発電に向けた共同掘削調査事業への参画について

2013年5月22日 プロジェクト

三井石油開発株式会社(本社:東京都港区西新橋一丁目2番9号/社長:日高光雄)は、日本重化学工業株式会社(本社:東京都中央区、社長:道林 孝司氏、以下「日重化」)、地熱エンジニアリング株式会社(本社:岩手県岩手郡滝沢村、社長:小関 正弘氏、以下「地熱エンジ」)、JFEエンジニアリング株式会社(本社:東京都千代田区、社長:岸本 純幸氏、以下「JFEエンジ」)が岩手県松尾八幡平地域において実施する地熱発電に向けた共同掘削調査事業に参画いたしました。

当該地域において、日重化、地熱エンジ、JFEエンジは、岩手県八幡平市とともに独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託による地熱開発促進調査を実施し、地熱発電が可能と想定される250℃を超える貯留層を確認しています。3社は、2011年10月に共同で岩手地熱株式会社(以下「岩手地熱」)を設立し、地元である八幡平市のご協力、ご支援を得るとともに、独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)による助成を受け、地熱発電の事業化に向けた各種調査を推進しています。当社はこの度、岩手地熱に新たに株主として出資し、事業推進の一端を担うこととなりました。

本年度は、掘削準備作業後、調査井1 坑の掘削作業と仮噴気試験を実施する計画としており、出力7,000kW級の発電設備による送電を目指し、各種調査作業を推進するとともに、関係する各種許認可申請等の準備を進めています。

当社は1969年の創立以来、石油・天然ガスの探鉱・開発・生産事業を推進してまいりました。昨年2012年12月に当社初の地熱開発事業として、北海道阿女鱒岳、秋田県小安地域における共同調査事業に参画し、今回の松尾八幡平地域は当社にとって3件目の地熱開発関連事業です。今後も再生可能エネルギーの一つである地熱発電に着目し、事業領域の拡大を目指すとともに、国内外において、自然環境に配慮し、地域の皆様のご理解をいただきながら、事業を推進してまいります。

【参考1】 岩手地熱株主一覧 (当社参画後)

会社名 持分比率
日本重化学工業 16.675%
地熱エンジニアリング 16.665%
JFEエンジニアリング 33.33%
三井石油開発 33.33%
100%

【参考2】 調査事業位置図