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米国メキシコ湾探鉱地区における原油流出事故に係るBPからの請求書受領について

2010年11月 2日 プロジェクト

本年4月に米国メキシコ湾の「Deepwater Horizon」リグにおいて発生した原油流出事故に伴い、MOEX Offshore 2007 LLC(当社の100%子会社であるMOEX USA Corporationの100%子会社、以下MOEX Offshore)は、オペレーターのBP Exploration and Production Inc.(以下BP)から2010年11月2日時点において累計で1,898百万米ドルの請求書を受領しております。BPによれば、当該請求はJoint Operating Agreementに従って行われたものであり、当該請求額は本事故に関する費用のうち、MOEX Offshoreの権益10%に相当するものであると説明されています。但し、本累計請求額の算定方法については不明瞭な点があり、BPに照会しておりますが、10月末現在、BPから返答はありません。なお、MOEX Offshore は、BPが本事故に関連して本年9月末までに支出したとされる費用のうち、MOEX Offshoreの権益10%に相当する費用は約1,000百万ドルと想定しております。

MOEX Offshoreは、今回の事故に関する事実関係・背景について多くの調査が現在も進行中であり、現時点で支払い義務を負うことになるか否かは明らかでないため、BPが求める支払いを留保してきました。また、今後もBPより請求書を受領することが予想されますが、これらの状況が続く間は、BPに対する支払いを留保し続けることになろうと予想しております。

MOEX Offshoreは、事故が起きた本鉱区においてノンオペレーターとして10%のリース権益を保有しておりますが、上記調査が進行中であることから、今回の事故に伴う費用負担やその関係会社の潜在的な責任の範囲についても現時点で査定することはできないと当社に伝えてきております。従って、現時点では当社業績への影響は不明です。