ベトナム南西沖ガス開発プロジェクトに関する基本合意書の締結

2009年7月23日 プロジェクト

三井石油開発株式会社（以下「当社」）およびパートナー３社は、Vietnam Oil and Gas Group（ベトナム国営石油会社：以下「PetroVietnam社」）との間で、ベトナム社会主義共和国南西沖B&48/95鉱区と52/97鉱区における、天然ガス開発の基本設計作業( Front End Engineering and Design)に関する基本合意書(HOA)を、同国ハノイ市において締結致しました。同鉱区の権益を有するパートナー３社は次のとおりです。 PetroVietnam Exploration & Production Company（ベトナム国営石油開発会社：PVEP社）、Chevron Vietnam Ltd.（オペレーター：以下「Chevron社」）およびPTT Exploration and Production Limited（タイ国営石油会社系開発会社：PTTEP社）。

当社は、ベトナム南西沖において、子会社であるモエコベトナム石油株式会社(MVP社)及びモエコ南西ベトナム石油株式会社(MSVP社)を通じ、同国との生産分与契約(以下「PSC」)に基づきB&48/95鉱区（1996年PSC締結）と52/97鉱区（1999年PSC締結）に、それぞれ25.62%及び19.60%の権益を保有しております。

基本契約書の締結により、上流開発及びパイプライン事業の商業的・技術的な主要条件が合意され、オペレーターのChevron社が主体となり、上流開発の基本設計作業が開始されます。上流開発及びパイプライン事業の総投資額は約40億米ドルを見込んでおります。

同地域から生産される天然ガスは、PetroVietnam社を通じて、Can Tho省O Mon地区既存発電所および増設予定の天然ガスコンバインドサイクル発電所へ供給される予定です。天然ガス供給量は、供給開始後5年間で最大日量5億立方フィートを見込み、ベトナムの電力供給能力は、20％増強する可能性があることから、近年増大するベトナム電力需要に対して大きな貢献が期待されます。