NEWS新着情報

タイ国陸上L10/43鉱区での試掘第1号井の生産テストにおける油・ガス産出成功について

2006年12月 4日 プロジェクト

当社(本社:東京都港区西新橋一丁目2番9号/社長:香川幸之)は、全額出資子会社のSiam Moeco Ltd.(以下「SML社」)がオペレーターとして権益を保有するタイ国陸上L10/43鉱区における試掘1号井(Arunothai-1)の生産テストで、日量合計1,254バレルの原油(暫定API比重約40〜45°)と日量合計0.72百万立方フィートの天然ガスの産出に成功しました。

SML社は、同社が権益を保有するタイ国陸上L10/43およびL11/43鉱区のうち、L10/43鉱区内のArunothai構造に対する試掘1号井を本年7月に開坑し、8月下旬に目標深度にて掘り止め、発見した2つの油・ガス層において生産テストを実施しました。

SML社が権益保有する鉱区は、タイ国陸上最大のシリキット油田(日量約2万バレル)を含む鉱区に隣接し、最も原油ポテンシャルの高い地域として知られています。当社はSML社を通じ、オペレーターとして2004年1月より本鉱区において探鉱作業を実施しています。2007年1月からは第2探鉱期間へ移行して評価井掘削等の探鉱作業を推進し、引き続き本鉱区の炭化水素ポテンシャルを評価するほか、今回油・ガス層を発見したArunothai構造における早期の開発・生産を目指します。

SML社は本年6月までL10/43およびL11/43両鉱区の100%権益を保有していましたが、同7月に韓国のGS Caltex Corp.に30%権益を譲渡しています。なお、この権益譲渡については、現在タイ国政府に対し、承認申請中です

現在、当社はタイ湾を中心に中東や米国にて、原油換算で日量約8万8千バレルの原油・天然ガスを生産しております。