米国メキシコ湾海上油・ガス田鉱区群権益取得のこと

2006年4月21日 プロジェクト

当社は、三井物産株式会社と共同で、米国独立系石油・ガス開発会社でニューヨーク証券取引所上場会社であるポゴ・プロデューシング・カンパニー社（以下Pogo社）から、同社が保有する同国メキシコ湾海上油・ガス田鉱区群権益の50％を取得することに合意し、三井物産、米国三井物産（三井物産米国現地法人）と当社が夫々35％、35％、30％を出資し米国に共同で設立した新会社ミットエナジー・アップストリーム・エルエルシーとPogo社との間で、権益売買契約書を米国時間4月20日（日本時間4月21日）に締結致しました。米国政府機関による許認可手続き等の先行要件の充足を以って本権益取得手続きは完了となります。

新会社による取得対象資産は、今後一部区画に於ける先買権保有者の権利行使の意思確認を経て最終決定することとなりますが、仮に全区画が取得可能となった場合、85区画、確認可採埋蔵量は約24百万バレル相当（原油・天然ガス合計、2005年12月末現在）、権益取得費は約5億米ドル（経済計算起算日である2006年1月1日現在）となります。85区画のうち半数以上では既に原油・天然ガスの生産を開始しており、生産量は、日量約1万2千バレル相当（新会社取得分相当）が見込まれます。また、残る区画でも開発・探鉱活動を積極的に進める予定にて、今後も生産量の維持・拡大に寄与することが見込まれます。

当社は、タイ湾を中心に原油換算で日量約8万バレルの原油・天然ガスを生産していますが、本権益取得により、当社の事業基盤の一層の拡大が期待されます。今後当社は、北米地域を東南アジア地域及び中東・北アフリカ地域に続く重点取組地域と位置付け、優良上流資産の更なる獲得に注力します。